”美味しかったと思えた食事”は心身ともに満たされますね。
その要因としては
・食事しながらの楽しい会話
・雰囲気や景色のよい場所での食事
などの”食べる環境”や
・運動した後に食べる食事
・一日よく働いた後の食事
など”身体の状態”。
しかし、その最たる要因はやはり
・食材が美味しかった
・料理が美味しかった
というように”料理そのもの、食材そのものが美味しい”ことですね。
またプラスの要因として、生産者の顔や背景が見えると
”安心材料”が増えより美味しい食事になることと思います。
今回はそのプラスの要因である”安心”と
並べてよく使われる”安全”について記載します。
参考になれば幸いです。
安心と安全の違い
”安心”と”安全”は意味合いが少し違うことをご存知でしょうか。
その違いは
”安全”は科学的評価によってもたらされるもので
”科学で証明される客観的事実”です。
例えば、
一般的な栽培方法(慣行栽培)の野菜や果物は安全?
ということを考えると
答えは安全です。
なぜなら、流通している野菜(果物)は
食品衛生法により定められた残留農薬基準に基づき
定期的な抜き取り検査を実施しているからです。
この残留農薬基準値は動物実験の結果をもとに定められた
一日摂取許容量(ADI値:Acceptable Daily Intake)から
導出されています。
そのため”基準値以内だから安全”ですよと言ってるのですね。
続いて
”安心”は人それぞれに委ねられるもので
”自ら理解・納得したという主観的な感情”です。
例えば、上記の残留農薬の話で考えると
・Aさんからみれば安心
・Bさんからみれば安心でない
といった場合もありうると思います。
AさんとBさんの差は
残留農薬基準値の実験方法やその結果、人への影響の評価などについて
理解・納得しているかどうか、信頼しているかどうかということ。
あるいは
なんとなく農薬が使用されてないほうがいいといった感覚的なこと。
化学物質過敏症だから、小さな子供だからなど
”人それぞれによって安全基準の範囲が異なる”からだと思います。
安全、安心の捉え方は百人百様ですから
情報収集をして自分の中の基準を作り
判断していくことが大事だと思います。
そのためにも”生産者は日々、情報を発信”する必要があります。