
収穫は発送日の早朝からスタート
NOEN5のホームページをご覧いただいてるということは
・安心して安全な野菜を購入したい
・子供に安心して野菜を食べさせたい、好きになって欲しい
・野菜中心の食事で内側から健康になりたい
などをお求めになっていることと思います。
最近では無農薬野菜、有機野菜などの”野菜セット”が通信販売で購入できます。
「大地を守る会」や「オイシックス」などの「大手宅配サービス会社」もあれば
全国各地で少量多品目の野菜を栽培している「小さな有機農家」もあります。
今回はこの2つについてどちらから宅配すればいいのか。
・野菜の美味しさに関わる鮮度
・定期的に発送するための出荷の安定性
・安心、安全に関わる情報量や透明性
それぞれの強みと弱みについて、構造的な観点で記載します。
野菜の美味しさに関わる鮮度について
多くの大手宅配サービス会社は全国各地の農家と契約し、
その農家が得意とする品目の無農薬野菜、有機野菜、減農薬野菜などを集めて
野菜セットとしてまとめた上でお客様に宅配するというシステムです。
流れとしては
全国各地の農家が野菜を発送→大手宅配会社で取りまとめ、発送→お客様へ
ということになります。
一方、野菜セットをお届けする小規模農家は、無農薬野菜、有機野菜を多品目で栽培し
野菜セットとしてまとめた上でお客様に宅配するというシステムです。
流れとしては
小規模農家が収穫し、詰め合わせ、発送→お客様へ
ということになります。
システムの違いから考えれば、収穫してからお客様の手元に届くまでの”鮮度”では
小規模農家の方が大手宅配サービス会社に優る
といえますね。
定期的に発送するための出荷の安定性ついて
農業は天候の影響を大きく受けます。
大手宅配サービス会社は、全国の農家と契約していることから
(会社によっては1000件以上の農家と契約)、
ある地域で天候の影響を受け不作となった場合でも
他の地域から仕入れることができるということで、
常に根菜、葉物、果菜などバランスのよい野菜セットを安定して宅配することができます。
一方、小規模農家は特定の地域での栽培になるため、
局所的に長雨や日照不足などの悪天候が続いてしまったり、台風が通過したりすると
バランスのよい野菜セットをお届けすることが
難しくなってしまいます。
ただし、各農家の栽培技術やリスク管理にもよるので一概にそうとは言えません。
出荷の安定性という意味では、事業構造的に
大手宅配サービス会社の方が小規模農家よりも安定しているといえますね。
安心、安全に関わる情報量や透明性について
大手宅配サービス会社から受け取れる情報は
・一部の契約農家とその栽培について
・放射性物質検査の情報、農薬に関する情報
・レシピや野菜以外の商品などの豊富な情報量
などです。
一方で
・生産地を選べない
・農家に関する情報の不足(栽培方法や他の従業員など)
が挙げられます。
次に、情報発信をしている小規模農家から受け取れる情報は
・栽培の様子、農家の思いや考え
・農薬や野菜に関する情報
などです。
他方で
・野菜以外の果物や飲料、加工食品
・複数のメディア、SNSでの発信による豊富な情報量
などの総合力は小規模農家にとって難しいことです。
また、透明性については、関わる人数が多いほど失われます。
例えば、伝言ゲームをするときに人数が少ない方が、
より正確にスタートの情報をゴールで伝えられることができる。
これと同じこと。
よって、それぞれ人数に起因しますから、
・受け取れる情報量としては大手宅配サービスが多く
・全過程の透明性としては小規模農家が高い
といえます。
まとめ
感情抜きで、構造的な観点で書いたつもりですがいかがでしたでしょうか?
それぞれに強み、弱みがあります。
また、大手宅配サービスと小規模農家の中間の立ち位置となる地方の宅配サービス会社もあります。
構造的な観点で見れば、鮮度・安定性・透明性のどれもちょうど中間に位置するでしょう。
上記の内容が、皆さんが無農薬野菜や有機野菜を宅配する際の判断材料の一つになれば幸いです。