TPP参加で食糧危機には陥らないものの、危機には変わりない

おいしい生活
今年新たにチャレンジしたトマトの品種が楽しみ

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食料危機に陥る日本

TPPに参加した日本。その理由は明白です。

輸入に頼らないと、日本人の胃袋を満たすことができなくなるから。

自動車、家電などの話もありますが、本丸は「食料危機を回避」するために参加したといってもいいでしょう。
なので、農林水産省はTPP交渉に反対し、国内生産の品目を守ろうと抵抗しなかったのです。

現存する農業人口を見てみましょう。
農業人口の年齢層と人口割合は以下の通りです。

年齢層人口割合
15-201%
20-303%
30-403%
40-50
6%
50-6014%
60以上74%

60歳以上が 74%を占めるという驚異的な構成になっています。
他の産業でこんな構造になっている分野はありません。

10数年後、60歳以上の農家が70歳を超える、引退するとなると、労働力はますます減ってしまいます。

その背景には、

  • 農業界には新しい人材が入ってこない
  • 農業界には若い人材が入ってこない
  • 人材が育つ環境が整備されているところが少ない

などが挙げられます。

また、農作業は、簡単に習得できるものでもありません。

  • トラクタで畑を鋤く(水分量、タイミング、均一に耕す操作)
  • 管理機で畝を作る(各作物に応じた畝の幅、高さ、面積に対して必要な本数)
  • 各作物の栽培管理(各作物の栽培管理方法)
  • 苗を育てる(品種選び、水分量調整、植え付けのタイミング)

など、機械を操作する技術、作物の生育を診断し判断する力が必要になってきます。この作業は年に何回もできるわけではなく、一回しかできない野菜もありますから30年や経って30回ということも。

このような人材育成、習熟に時間がかかるということに加えて、

  • 台風などの自然災害
  • 市場価格の変動

なども相まって、上記のような産業構造になってきたのでしょう。

このように、国内で生産できる力がなくなってると、

  • 日本国内の農薬の規制は緩くして、作物をなんとか賄う
  • 海外産の品目の関税を低く、あるいは撤廃して食料を賄う

という動きになってくることは自然なこと。

海外から輸入される農産物

海外から輸入されてくる農産物はどのような野菜が入ってくる?

  • 農薬
  • 栽培方法

など、事細かく規制が入り、安心安全と呼べるものが果たして入ってくるのか?
世界全体の農業人口を考えると、先進国ではなく、開発途上国からたくさんの農産物が入ってくることを考えるとどうでしょう?

日本は栽培の基本的な知識となる窒素、リン酸、カリなどの化学、光合成などの生物などは義務教育を終えたものであれば復習すればある程度頭に入ってくる。また、栽培に関する技術本もある。

ところが、発展途上国で日本のように教育を多くの人が受けているところは少ないですから、復習というよりも基本的な知識から身に着けていかなくてはなりません。

これは一概に言えることではありません。
上手に栽培する方もおられると思いますが、栽培の知識がまず必要で、それに加えて技術がないと作物が作れません。
そうすると規制自体を緩くしないと確保できなくなる。

他方で、海外で起こっている以下の問題についてご存知の方もいらっしゃると思います。

  • 農薬の問題:除草剤(ラウンドアップという製品)で末期がんになった、米裁判 モンサントに約320億円の支払い命じる陪審評決
  • 遺伝子組み換え種子の問題:これは農薬とセットで、雑草は枯れるが遺伝子操作した種子は農薬に耐えうるという作物

日本でこのような報道が少ないことから考えると、今後輸出入が始まったとしてもあまり報じられないでしょう。

自分で知識を蓄えて、判断していくしかありません。

国内、有機、慣行ではなく○○さんの野菜

そうすると、国内産の野菜が安心安全なんじゃないか、と考えます。
自分も野菜を買う側であったとするならばそうします。

ただ、国内産といっても上記の通り農業の人口は減ってきますしりかつ、有機栽培を実践している農家は1%程度。
慣行栽培(一般的な農薬を使う栽培)がほとんどです。

有機栽培といっても品質の良い作物を作る人もいれば、そうでない人もいる。
慣行栽培も同じ。

栽培は農家に依存します。

なので、
国内でもなく、有機でもなく、慣行でもなく、「○○さん(産)」という農家自身から購入することが今後増えてくるかもしれません。

長文お読みいただき、ありがとうございました。


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