日常生活で購入するほとんどのものは、「安全」であることが前提で、「安心」あるいは「信頼」して購入しているのではないでしょうか?
例えば、
・電化製品
・車やバイク
・食品
など、大手メーカの「実績」や「日本製」であればと「信頼」して購入する。
これらの工業分野における製造過程は、
- 工場の中に大きなラインを作って、
- 多くの作業員が並び、
- 製造、検査、出荷という流れ作業で
ほとんどの場合、大量にモノを作ります。
一方で、無農薬野菜や有機野菜といった野菜やお米など、
カラダの中に取り入れる「食」については、より神経質になりますよね?
無農薬野菜や有機野菜の通販でよく取り扱われている「野菜の詰め合わせ」は、
一つ一つの野菜を作っているのは一人一人の有機農家。
- 大手の宅配サービス会社であれば、複数の有機農家が関わって一つの「野菜の詰め合わせ」を
- 個人の有機農家からの直接宅配であれば、その有機農家が一つの「野菜の詰め合わせ」を
作るわけですね。
通常、野菜セットに入る野菜の数は多くて15品目前後だと思います。
大手の宅配サービスの場合、その野菜の詰め合わせを作っているのは、
15名の有機農家と考えるかもしれませんが、その背後には、
台風や大雨、地震による地割れなどの自然災害があった場合の備えとして、
- 予備の有機農家
- 予備予備の有機農家
- 予備予備予備の有機農家
を持っていらっしゃいますから、15名でなく契約農家の数(数千から数万人)で作っている、
といっても過言ではありません。
また、毎回お届けする「詰め合わせ」の中で、先回と同じトマトでも違う有機農家のトマト
ということもあり得るでしょう。
だから、「良い、悪い」ということではなく、
「一つの野菜」、「一つの野菜の詰め合わせ」を作る上での構造的な話です。
一つのモノを作るのに、組織が大きければ大きいほど、背景にはたくさんのヒトの存在があるわけです。
と、ここで、枕が長くなりましたが、
- 大手宅配サービス会社
- 地域の宅配サービス会社
- 一人の有機農家
などが作る「野菜の詰め合わせ」の全てが、
「安全で、安心でき、信頼して」購入できるとするならば、
その次に求めるモノは何でしょうか?
そうして考えると、
「有機野菜・無農薬野菜の宅配、通販」の選択肢が新たに広がるかもしれません。
※「安心と安全」については、下記を参考にしてください。
無農薬野菜や有機野菜の宅配は結局、どの有機農家なら安心・信頼できるかに尽きる
無農薬野菜や有機野菜をどこから購入すべきか?安心編
有機JASマーク付きの有機野菜が安全、安心?
無農薬有機野菜セットで安全、安心の次に求めるもの「1.美味しさ」
やっぱり、「美味しい」が大事。
いくら「有機野菜だ」、「無農薬野菜だ」といっても、美味しくなければ続きませんよね?
たとえ「慣行栽培」であっても、美味しければ続くかもしれません。
食べるという行為はとても「感覚的」な行為です。
- 耳から心地の悪い音楽を聴き続ける
- あまり好ましくない動画を見続ける
- 悪臭のきつい場所に長時間い続ける
ということと同じように、「美味しくないもの」も苦痛になってしまいます。
なので、当たり前ですが「美味しい」は、とても大事なことです。
その美味しさを突き詰めると、
- 旬
- 品種
- 鮮度
- 栽培方法
となります。
これらのことは作る側、有機農家自身がによって決まります。
- いつの時期に
- どんな作物を
- どんな品種を選び
- どんな栽培方法で
- どのようなバランスで詰め合わせるのか
- いつ収穫し発送するのか
- 栽培方法はどのような考えで行っているのか
まずは、「無農薬野菜、有機野菜の宅配」を検討するときに、
「美味しさについて」各有機農家がどのように考えているのかを参考にしてみてはいかがでしょうか?
下記の記事も参考にどうぞ。
美味しさを追求できる産地直送型の有機農家の通販・宅配
「朝採れ」が美味しい?旬の野菜は収穫でも理に適っている
慣行栽培でもなく自然栽培でもなく「有機栽培」で無農薬有機野菜を育てる理由
次に、「野菜の詰め合わせ」がお手元に届いた後、
- ご自身が「美味しい」と感じるか
- 子どもが「野菜をパクパクと食べているか」、子どもが「嫌いな野菜を食べているか」
- 旦那あるいは妻が「家に早く帰ってくるようになったか」
などが「美味しさ」を表す一つの指標になると思います。
自分自身と周りの人たちの反応も参考に「美味しさ」の評価をしてみてください。
無農薬有機野菜セットで安全、安心の次に求めるもの「2.知らないを知る」
- ダイコンは知っているけれど、こんなカタチ、色、味は知らなかった
- カボチャは知っているけれど、こんなカタチ、色、味は知らなかった
- ニンジンは知っているけれど、こんなカタチ、色、味は知らなかった
- こんな美味しい野菜はじめて食べた
- こんな野菜スーパーでは見かけない
- こういう食べ方は初めてだ
「知らないを知る」というのは、いくつになっても「ワクワク」しますよね?
大量に生産し、大量に輸送して、大量に販売するという過程に
「のっかることのできない野菜たち」はたくさんあります。
どういうことかというと、
- 大量に生産するには、収量がたくさん採れる品種でなければならない
- 大量に輸送するには、箱にいっぱい入るようなカタチでなればならない
- そして、それを大量に販売する
ということで、スーパーに並ぶ野菜は大体同じになります。
でも、「無農薬野菜、有機野菜の宅配や通販」においては、
有機野菜の詰め合わせとして段ボールに入れば問題ないので、
そんな制約条件がありません。
つまり、
「無農薬野菜、有機野菜の宅配や通販」では通常、
「のっかることのできない」野菜たちを「のっける」ことができるのです。
- 知らない野菜を知る
- 知っている野菜の知らない品種を知る
という選択の仕方を知っておいても損はしないでしょう。
下記の記事も併せてご覧ください。
※世の中には食べたことのない野菜がいっぱい~品種について~
まとめ
「安全、安心」という大前提に立って、その眼鏡を外してみると、実に面白い世界があります。
「美味しい」と「ワクワク」。
頭で考えて選択するというよりも、感覚的に選択するのも一つかもしれませんね。