インターネットやSNSの登場によって、「知る」ということは格段に増えましたよね?
- ググってみる(Googleで検索する)
- Instagramで検索する
- Facebookで検索する
分からないことがあれば、すぐに調べることができるし、すぐに「知る」ことができる。
便利になったものです。
ただ一方で、「知った気になっている」というのも事実で、
例えば、有機農家の私でいうと、新しく野菜の品種について検討しているとき
- 品種についての説明書きを読んで、その「味」について知った気になっていたり
- 野菜の写真を見て「カタチや色」を知った気になっていたり
ということはあります。
でも、実際栽培してみると、
- 想っていた「色やカタチ」とは少し違う
- 想っていた「味」とは少し違う
- 想っていたよりも上手く発芽する
- 想っていたよりも上手く育つ
ということは、よくあります。
そういうことって、読者の方も日常的によくあることではないですか?
自分が思っていたよりも「良くも悪くも想像と異なる」。
それは、
- 大手業者から無農薬野菜や有機野菜を通販すること
- 小さな有機農家から直送で野菜を宅配する
ときも起こりうる話だと思います。
「大きく失敗しない、良い意味での想っていたよりも違う」
野菜セットの宅配の仕方についてお届けします。
参考になれば幸いです。
無農薬有機野菜の通販や宅配における「想っていたよりも違う」
無農薬野菜や有機野菜の通販、宅配で野菜セットを購入されたことがある方の中で、
良くも悪くも「想っていたよりも違う」ということは往々にしてあると思います。
- 野菜セットの中身が知らない西洋野菜が中心だった
- 野菜セットのボリュームが多かった、少なかった
- 野菜セットについての説明書きが詳しくあった、なかった
- 野菜セットに旬の野菜が少なかった、多かった
- 野菜の鮮度が良かった、悪かった
など、実際にインターネット上で調べた野菜セットとは異なる。
これは、
- ネット上に載せる「写真の取り方」
- 写真を撮った時期の「旬の野菜セット」
などによりますから、一概に言えないことは確かです。
大手の宅配サービス会社でも、小さな有機農家からの直送野菜でも、
どちらでも起こりうることだと思います。
とはいえ、
野菜セットを詰め合わせるときはまず、
- どんな人に向けて野菜を詰め合わせるのか(飲食店あるいはご家庭なのか)
- 旬の野菜の中から、根菜類、葉菜類、果菜類のバランスをどのようにとるのか
- その人に向けて野菜の品種をどういうふうに選ぶのか
- 何人分を想定してボリューム、品数、価格を決めるのか
という「考え方」のベースは変わりません。
なので、
大手あるいは小さな有機農家の「野菜の詰め合わせの考え方」を把握することで、
読者の方の望む野菜セットの「方向性」にあっているかどうかという判断は出来るのではないかと思います。
これによって、「想っていたよりも大幅に違った」ということが少なくなるはずです。
飲食店の方が望む野菜とご家庭の方が望む野菜は違いますからね。
「方向性」があえば、野菜セットの宅配で失敗することも減ると思います。
また、野菜セットの大半は「おまかせ」です。
以前に、「有機野菜や無農薬野菜の宅配で野菜を選べないのはデメリット?」
という記事を書いておりますが、「おまかせ」だからこそ「想っていたよりも違う」が生まれます。
自分で選択するということは、「想定の範囲内」になることが多いかと思いますが、
有機農家がオススメする野菜が加わることによって「知らない野菜を手にする」こともできます。
「冷暖自知」野菜セットも体験してみなければ分からない
「冷暖自治」とは禅の言葉で、冷たいも暖かいも自ら知りましょう。
つまり、「体験を大事にしましょう」ということです。
例えば、「20℃」と一言にいっても
- 部屋の空調が効いた20℃
- 水温の20℃
- 食卓のテーブルの20℃
に触れたときの感覚は異なりますよね?
また、「かぼちゃのコリンキーの味」について、
- 生で食べるときはコリコリとした食感で
- 火をじっくり通すとホクホクに変わり
- 味は子供も食べやすいさっぱりとした感じ
と、いくら頑張って説明したところで「味」は食べてみなくてはわかりません。
上記の通り「野菜セットの方向性」を一致させることは大事です、と書いてきたのですが、
やはり、一度手元に届かなければ本当の意味で「知る」ことはできません。
良い意味で「想っていたよりも違う」をお届けできるかどうかが、
おまかせでお届けする側のポイントですね。
まとめ
無農薬野菜や有機野菜の通販、宅配においては、
- 大手の宅配サービス、小さな有機農家の野菜セットの詰め合わせ方の「考え方」を知り、
- 読者の方が望む野菜セットの「方向性」と一致させる
ことがポイントになるかと思います。
方向性が合えば大きな失敗は少なくなりますし、
良い意味での「想っていたよりも違う」が届くかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。