無農薬野菜や有機野菜を通販・宅配するということは、特別なことではなくなってきましたし、
「検索の仕方」もかなり多岐にわたってきていますよね?
- ホームページ
- アプリ
など。
無農薬野菜、有機野菜、減農薬野菜などを生産し、販売する個人の有機農家や、
大手宅配サービスの会社の数が増えるに伴い、「検索の仕方」も比例して増えてきていますね。
そうなると、
と、様々な疑問符が付いて回ります。
- 「宅配サービス」の選択肢をどう絞るか?
はたまた、
- 野菜セットの宅配が届いたその先は?
「野菜セット」について満足することで本来十分なのですが、
「関係人口」という観点で宅配を検討すると、おもしろいかもしれませんよ。
関係人口って?なに?というところから、
宅配のその先についてお届けしたいと思います。
宅配の選択肢を絞る一助になれば幸いです。
関係人口ってなに?
意味合いとしては、
「関係人口とは、『地域に関わってくれる人口』のこと。
自分のお気に入りの地域に週末ごとに通ってくれたり、
頻繁に通わなくとも何らかの形でその地域を応援してくれるような人々」。
端的にいうと、「観光以上、定住未満」の関係だそうです。
「地域おこし協力隊」の一歩手前、というと分かり易いかもしれません。
「NOEN5」のある高千穂でいえば、
- 「観光名所の高千穂峡、夜神楽、国見ケ丘からの雲海」を回るだけではなく、
- その地域の特産品、高千穂牛やキンカンなどを購入したり
- 地域へ寄付をしたり
- 頻繁に訪問したり
- ボランティアをする
といった、定住までには至らないが、その地域に関わるということですね。
関わる、つまり、「関心を寄せたり」、「関与する」ということ。
その結果、
農山漁村などの「ふるさと」が活性化し、「地方創生」にもつながると、考えられています。
その地域に住んでいる人「定住人口」(又は居住者・居住人口)でもなく、
その地域に訪れる(交流する)人「交流人口」でもない、
ちょうどその間に位置する「関係人口」。
あまり、堅苦しく考えなければ、「知人、友人」を作る。
それも「農家」の「知人、友人」ということだと思います。
そのきっかけの一つとして、
無農薬野菜や有機野菜の宅配がひとつかもしれません。
無農薬有機野菜の通販と宅配の「届いたその先」は?
無農薬野菜や有機野菜の宅配で、選択肢を絞るときに
- 出身地の県から
- 興味のある県や地域から
ということを意識される方もいらっしゃると思います。
例えば、高千穂町出身者であれば、
- 高千穂の無農薬有機野菜を
- 宮崎県内の無農薬有機野菜を
- 九州内の無農薬有機野菜を
と、地元になるべく近いところから選択圏を広げて考えていき、
その中から自分に合った販売先を選択し、内容に満足すれば継続する。
「満足できる」ということは、野菜セットの宅配の本来の目的を果たしているのですが、
これは先ほどでいうところの「交流人口」。
「お届けしたその先」にあるのが「関係人口」。
- 一過性のものでもなく
- モノのやり取りを行うだけでなく
「関係し続ける」ということなのだと思います。
それは、難しく考えることもなく、
- 有機農家の考え方や想いを伝える
- 作り手や食べ手がたまに、感想や意見を連絡する
といった、簡単なやり取りでいいと思います。
それを励みに生産者はより良いものをお届けすることに努める。
美味しい野菜、海産物をお届けしたその先に、
そういうことがあるとその「地域や人」がぐっと近くに感じられる。
それは、「安心」にもつながっていきますよね?
何年と継続してお取り寄せしている農家はもう、他人ではなくなってきます。
農家側も単なる「お客様」ではなくなります。
これは組織では起こらないこと。
「長い目でお取り寄せを考える」という選択も一つかもしれません。
その農家がいる地域は、作り手や食べ手にとってはもう関係のない地域ではなくなって、
- ふるさととよべる場所がある人にとっては「第二のふるさと」
- ふるさととよべる場所がない人にとっては「第一のふるさと」
になるかもしれません。
まとめ
- 関係人口は野菜の宅配でいうと「農家の友人」をつくること
- 「農家の友人」から野菜セットを宅配し続けると「安心が増す」
- お届けし続けている農家側は「責任が増す」
そうすると、
- 各々が、各々の地域が他事ではなくなる
- 第一あるいは第二の「ふるさと」になりうる?
といったお話でした。
というよりも、単純に、
野菜の裏側をよく知っている方が、より美味しく感じられるし、愛着が湧いてきませんか?
長文ですがお読みいただきありがとうございました。