ヒトは元々は「不安定な上に立っていて、バランスをとっている」と感じます。
常に、平均台の上で両手を広げて渡り歩いている感覚です。
高千穂は一応、九州の南国宮崎県なんですが、本日の気温を見るとびっくり。
自然環境のバランスが崩れて二極化してきている結果でしょうか。
バランスをとるというと、
- 理想と現実
- 心と身体
- 攻めと守り
- 考えと実行
- 入力と出力
- 理論と感覚
- 仕事と家庭
- 二足歩行
- 病気と健康
- 主食と副菜
など。
例えば、健康番組のテレビなんかを見ていると、
最終的な結論は「運動と食事、睡眠」のどれかに当てはまります。
- 〇〇健康法、〇〇体操
- 〇〇野菜で××値を下げる
- 良い睡眠のとり方
などというのは、自分が小さいころから放送されている気がします。
要は、当たり前の「運動と食事、睡眠」のバランスがヒトは中々取れない、
ということを長年放送しているんだなと思います。
これまた「理性と感情」のバランスの話。

植木等さんの「わかっちゃいるけどやめられない」ってやつですね。
だから、反対に面白いってところもありますが。
これらのバランスの話は「無農薬有機野菜の通販や宅配」においても、同じことがいえると感じています。
参考になれば幸いです。
「無農薬有機野菜の通販や宅配」における3つのバランスとは
ひとつ目は、
毎回宅配で送られてくる野菜セットの「葉物、根菜、果菜など」のバランスと彩り。
無農薬野菜や有機野菜の宅配においては基本的に、「おまかせ」セットとなることが多いです。
有機野菜(無農薬野菜)の宅配で野菜を選べないのはデメリット?
その前提に立ったとき、食卓に並ぶ料理を思い浮かべたときに、
「葉物だけ、芋類だけ」では、同じような食卓になってしまう。
料理する側として、定期的に届く野菜セットのバランスや彩りが獲れていることは必須です。
二つ目は、
「定期的に継続する」ときに必要なのは、価格とボリュームではないでしょうか?
有機農家からの無農薬有機野菜の直接宅配で農家と消費者の想いを共有
無農薬有機野菜だから価格は高くてもしょうがないという状態が続くと、
継続したくてもできない状態になってしまいます。
また、年間を通して値段が変動しないことも大事。
上手く野菜が育たなかったからといって値段を上下されると支出が増えて、
日々の生活費のやりくりに影響がでます。
無農薬有機野菜とはいえど、年間を通して変動しない、安定した「適正な価格」が必要。
三つ目は、
年間を通して旬を味わえるような野菜セットかどうか。
美味しさを追求できる産地直送型の有機農家
- 春には葉物や根菜など
- 夏には果菜類など
- 秋には根菜やイモ類など
- 冬には寒さに当たって美味しくなった葉物や根菜など
がそれぞれ中心となった野菜セットになっていて欲しいところ。
また、他にも
- 同じダイコン一つにしても、冬には春とは違う品種を食べたい
- トマトには色んなカタチがあり、色んな大きさがあるから食べてみたいし知りたい
など、思われる方もいらっしゃるはず。
つまり、野菜セットには、宅配で届いたときの段ボール単体の野菜のバランスに加えて、
- 年間を通しての野菜の品種の移り変わり
- 一回しかない旬の野菜の品種(彩り、味、大きさなど)のバランスもあるということですね。
ちなみに、新たな発見のあるような「珍しい野菜」に対しては、
説明書きなどのフォローがされていることが望ましいですね。
以上、
- 根菜類、葉菜類、果菜類などの野菜セットの中身のバランス
- 価格とボリュームのバランス
- 年間を通した旬の野菜のバランス
が、「無農薬有機野菜の通販・宅配」における必要なバランスではないかと思います。
有機農家がお届けすること
「継続する」ということについてお伝えしましたが、
- 楽しいから
- 好きだから
- 面白いから
ということの方が、頭で考えたことよりも続くはず。
前述した「分かっちゃいるけどやめられない」というヒトの特徴をうまく働かせる、
つまり、食事におけるバランスを良い方向に持って行ってしまう、
というのが有機農家の仕事かなと思います。
それは、「美味しいから」だと思います。
有機農家が追求するところ。
美味しさも甘みだけでなく、酸味や苦みというバランスを大切にしたいです。