食卓が変わると世界が変わる!?~食卓と有機野菜の関係~

食と健康と子育て
ただじっくり焼くだけ

「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる」

という詞を聞いたことがありますか?

元プロ野球選手の松井秀喜選手の座右の銘ですが、
もともとは心理学者のウィリアム・ジェイムズさんの詞だそうです。
良い詞だと思いますし、私もそう信じています。

最後の「運命」は言い換えれば、「将来」をより良く変えるためには、
実は、自分の「心」を変えるという小さな一歩だということ。

九州は宮崎の山奥で有機栽培をしている有機農家の私は、
「農業」というよりも「食卓」をより良く変えたいなと、常々、考えています。

今回はその食卓の持つパワーについて。

ちょっと「大きな話」かもしれません。

食卓が変わると世界が変わる!?

「食卓」を前述の詞に当てはまてみます。
もちろん、より良くなるという意味合いでの「変わる」です。

「食卓が変われば家族が変わる
家族が変われば町が変わる
町が変われば地域が変わる
地域が変われば国が変わる
国が変われば世界が変わる」

「家族」は「自分一人」でも当てはまります。
世界という途方もなく大きなモノを構成しているのは、
実は、「家族」や「自分、私」という小さな単位。
特に、世界を変えなければいけないなんて思わなくとも、
「家族」や「自分、私」がより良く変わりたい、成長したいとは思うはず。

その「家族」や「自分、私」を支えているのは、「食卓」です。
「食卓」が変わるとうことは、具体的には
・美味しいと食べていたら健康になっていた
・ご飯で満足するようになって間食が減った
・家族が早く家に帰ってくるようになった
・他愛のない話をする
・家族とのコミュニケーション(自分との対話)が増える
・悩みや問題を抱えていても話をして気持ちが和らぐ
・料理について意見感想を話し合う
・料理が美味しいと褒められる
・家族が健康になれば幸せ
・社会問題を話す
・街や地域、社会貢献しようと思う
・社会問題が減る

など、そう簡単ではないかもしれませんが、考えられなくもないことと思います。

ここで、「食卓がより良く変わる」と書いてしまうと
「豪勢な料理をたくさん作らなければいけない」と、
思う方もいらっしゃるかと思いますがそんなことはないと考えています。

「食卓がより良く変わる」、「より良い食卓」というのはどういうことでしょうか。

日々の家庭料理は旬の有機野菜でシンプルに

シンプルは「簡単」ということですが、日々の家庭料理は簡単でいいと思います。
私は料理を作るのではなく、いただく側ですのでこう云ってしまうと失礼かもしれません。

ゆったりと過ごせる休日よりも忙しい日々の生活の方が日数としては多いですから、
忙しい日々の中で料理に時間をかけることは難しい。
では、「簡単で美味しい料理」というと、
1)洗う
2)切る
3)オーブンで焼く、鍋で煮る、蒸す、炒める、炊く

食材を洗って、食べやすいサイズに切って、調理する。
これは「シンプル、簡単」かもしれませんが「手抜き」ではありません。

このシンプルな料理を支えるものは「食材」、
野菜であれば「有機野菜」なのではないかと私は考えています。
美味しい食材であればシンプルな調理でも美味しいですよね。

実際、
私自身、自分で育てた旬の有機野菜を日々シンプルな調理で食べていますが、
全然飽きませんし、身体の調子は良く、頭もスッキリしています。
・お味噌汁
・サラダ
・鍋、スープ
・漬物、浅漬け
など、一汁一菜が基本です。

旬の野菜を入れるだけで、お味噌汁やスープは季節ごとに違う顔ぶれに自然となりますし、
一応ご飯を土鍋で炊いたりはしていますが、とても満足できています。

私にとってはシンプルですが、日々「良い食卓」です。

まとめ

自分で育てた有機野菜を、シンプルに調理して美味しかったとき
(最近では、里芋を焼き芋のようにオーブンでじっくり焼いて食べたとき)
お客様へも早くお届けしたい、共有したいと、思います。

そのお届けした野菜たちが、
各ご家庭でシンプルに調理されて食卓に上がり、
美味しいと食べていただく。

世界を変えるなんて果てしないことでとても想像できませんが、
ご家庭で喜んで食べていただくということは想像できますし、
これこそ有機農家として、本質的で実感のある嬉しさです。

ヒトの細胞がより良く変わっていくと健康になるように、
食卓が変わって家族がより良く健康に変わっていく。
これは各ご家庭において本質的な嬉しさですだと思います。

食卓がより良く変わる。
食卓が変われば家族が変わる。

食卓の持つパワーは凄い。

下記も参考にしてみてください
旬の有機野菜が家庭料理を後押しする
オーガニック料理の母~アリス・ウォータース~

長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

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