このページをご覧いただいているということは、
- 有機野菜が食べたい
- 定期的に無農薬野菜が欲しい
- 子供の野菜嫌いを克服したい
- 野菜をメインにした料理を作りたい
といった理由で、インターネットを使って無農薬野菜や有機野菜の定期宅配を検討されていることと思います。
簡単に見つかる販売先としては、全国的に認知度の高い大手宅配サービス会社の
- Oisix
- 大地を守る会
- らでぃっしゅぼーや
(追記:2020年現在、三社が経営統合され「オイシックス・ラ・大地」となりました。)
他にも、
- パルシステム(関東中心)
- 生活クラブ(西日本以外)
など、探すときりがないくらい様々な販売先が全国にあります。
その中で、
- 無農薬野菜や有機野菜以外の減農薬野菜も取り扱っている
- 野菜以外の商品が多いから、有機野菜に特化してほしい
- 野菜の鮮度が期待したほどではない
- 生産者がどんな人物なのかわからないから安心できない
- 産地が特定できるところから購入したい
という、理由があると思います。
大規模になればなるほど、全国各地の生産者から野菜を確保しておく必要があるため、上記のような内容になってくることは、想像するに難くありません。
そこで、シンプルに、無農薬野菜を育てている有機農家から野菜セットを直接購入してみよう、ということでこちらを見ていただいてるのかもしれませんね。
ただ、有機農家にも様々なタイプの農家がいますので、その中でも優秀な農家を探すためのポイントをここでお伝えします。
- 1つ目は画面の向こう側をみせているか
- 2つ目は失敗談とその捉え方
参考にしてみてください。
画面の向こう側をみせているか
農家から直接買うためにインターネットの検索で、例えば、九州地方から購入したい場合、
- 九州 無農薬野菜 農家 宅配
- 宮崎県 有機野菜 農家 販売 宅配
など検索してみます。
すると、検索結果は、どのような表示になったでしょうか?有機農家個人のサイトがすらっと並んだでしょうか?
おそらくそのような結果にはならなかったと思います。
結果は、地方の宅配サービス会社などがずらっと並んだはず。
有機農家の数だけで考えれば、地方の宅配サービス会社や大手の宅配サービス会社よりも
多いはずですが検索しても出てこない。
今は個人でもSNS、ホームページなど様々な媒体で情報発信ができる時代ですから、画面の向こう側を見せていないのは、消費者にとっては安心できない。
特に、「安心・安全に重きが置かれる有機野菜の通販」となれば、自分の口に入る、あるいは、子供の口に入るものなら尚更、安心して購入したい。
農家も企業と同じで一つの事業体です。
企業であれば自分たちの商品を「誰に向けて」、「どのように販売していくのか」ということを考えています。
当たり前の話ですよね。
これは農家も同じこと。誰に向けてどんな商品を販売しているのか。
お客さんのことを考えていないと、それはお客さんにも届きません。
サイトを運営する際には、検索結果の順位が上位に表示されるようなコツは多少あるものの、今の検索エンジンは優秀で、お客様に向けてきちんと情報を提供している運営者を上位に表示するようになっています。
無農薬有機野菜で販売する有機農家であれば、お客さんのことを考えていることと、有機農家の情報の公開量は比例します。
失敗談とその捉え方
検索で見つかった有機農家の中には、ブログを書いている農家がいらっしゃると思います。
いわゆる、毎日の日記のようなものです。
その内容で、
- 白菜が虫食い被害にあってしまった
- 台風でキュウリやなすに傷がついてしまった
- 多雨が原因でトマトのお尻が割れてしまった
など失敗談を載せてる方が、結構いらっしゃいます。
もちろん、農業は自然相手の仕事なので中々思い通りにはいきません。
失敗しないように色んな手段で予防、対策しています。
特に、露地栽培(ハウス栽培などではない一般的な屋外での栽培)では、雨、風、温度、光量の影響は自然任せ。
上手くいかないこともありますし、現実は厳しいです。
どんな仕事でも、職業の経験年数に比例して技術も高まっていくものです。
始めて間もなければ失敗もするでしょう。
「一つの仕事を覚えるのに3、5、10年かかる」というのは職人の世界ではよく聞く話。
でも、失敗談ばかり載せているというこは、その数だけ失敗しているということ。
経験年数も一つの指標になりますが、ブログで失敗談ばかり載せている有機農家さんは避けた方が無難なのは言うまでもありませんね。
ただ、たとえ失敗したとしても、なぜ失敗したのかということを、
- 科学的(植物生理)な視点
- 土壌分析の結果に基づく肥料バランスや施肥設計の視点
を持ち合わせている有機農家さんであれば、論理的に考えている方です。
- 雨が多かったから
- 気温が高かったから
- 日照不足だったから
と、失敗の理由を外に求めている有機農家さんは優秀ではないでしょう。
まとめ
今の時代、有機農家も情報発信は当たり前です。
画面越しに無農薬有機野菜を販売する有機農家なら尚更のこと。
有機農家個人から直接、有機野菜を購入する場合は、
- 「九州(求める地域) 無農薬野菜 農家 宅配」など条件を絞って検索
- 有機農家のブログの中で失敗談が多い農家から購入するのは避ける。特に、論理的な思考をしていない有機農家
この二つが見つけ方のポイントです。
大手、個人の有機農家、それぞれに面白さがあると思います。
どうぞ参考にされてください。
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。