無農薬有機野菜は安全を追求?美味しさを追求?

安心と安全を得る方法

暖炉で使う薪は山の手入れも兼ねています

有機野菜あるいは無農薬野菜の購入を検討される方は特に、
“食の安全性”について気にされている方だと思います。
・子供に安心して食べさせたい
・これは食べてもいい食品なのか
と、日々の選択に慎重になられていると思います。

食品という大きな枠でみれば
・鳥インフルエンザ
・食品偽装問題
・食品添加物

などの不安が挙げられますし

食品の中でも、野菜に絞っても色々な不安が浮びます。
・農薬(残留農薬)
・肥料(化学合成肥料、有機肥料)
・種(遺伝子組み換え、F1品種(一代交配品種))
・空気(PM2.5、農業機械や自動車などの排気ガス)
・水(地下水汚染、酸性雨)
など。

これらの不安を解消するために100%安全な野菜を追求するとどうなるか?
参考になれば幸いです。

100%安全な野菜を追求しようとするとどうなるか

絶対安全なものないと思いますが、それを追求するということは、
”○○しないこと”というように制限が加わっていくこと、
選択肢が狭まることのように思えます。

例えば、日常生活の中で考えると
・車やバイクは事故が起きるかもしれないから運転しない
・スポーツや自然の中での遊びは怪我するかもしれないからやらない
・副作用が出るといけないから薬を飲まない

といったように、不安やリスクを無くそうとすると
”その行動自体をしない”という選択が出てきます。

これは、野菜にも当てはまることで下記のような栽培形態になっていくと思われます。
・農薬を使用しない
・肥料を使わない
・種は在来種(固定種)のみ
・自動車などの排ガスの少ない、地下水汚染の心配のない人里離れた山奥で
農業機械を使わずに鍬(くわ)などを使って人力で栽培する

農薬や肥料を使わない栽培方法は自然栽培や自然農法などとして
全国的にも知られるようになった栽培方法。
方法によっては土を耕したり、耕さなかったりします。
農業機械などを使わずに人力で耕す、あるいは、耕さないとなると
土の状態は均質ではなく、それがそのまま野菜の品質に繋がります。

また、味の決め手の大きな要素となる種は、
現在流通している野菜のほとんどはF1品種(一代交配品種)で、
もし在来種のみとなると選択肢は絞られます。
(ただし、”危険なことが起こるまでは安全”とみなされている
遺伝子組み換えの種については安全性を疑いますが。)
上記の栽培方法を否定しているつもりはありませんが
美味しい野菜のバリエーションが少なくなってしまう、
選択肢が狭まってしまう、ということはもったいない気がします。

安全性もだけど、美味しさと安心が大事

安全性はもちろん大事、というか当たり前。
”このマイクは音の出るマイクです”と、わざわざ説明しないのと同じです。

でも、100%の安全を追求するということよりも大事なのは、
”安心しながら食べる”ということで、その方がストレスも少ない気がしますし、
自然なカタチに思います。
※”食の安心と安全”については☞https://noen-satsuki.net/mind-and-safety/

やはり、安全を優先するよりも先に
・車やバイクを運転して旅をしたい
・スポーツや自然の中での遊びたい
・どうしても薬を飲まないといけない状況の時には薬に頼りたい
と思いますよね。

それは、常に、普段の生活で”自分の中でここまでなら大丈夫”
安心して行動しているからだと思います。
・車の運転はこの程度のスピードなら安心して運転できる
・スポーツする前に十分ウォーミングアップする
・風邪薬の”眠くなる”というような副作用ぐらいなら大丈夫
というように。

これは食事にも当てはまることで、安全よりも先に、
”やっぱり美味しいものを食べたい”と思うのが自然です。
で、そのベースに”自分の中の安心”があれば良いと思います。

まとめ

安全性については生産者が考えればいいことで、
消費者が考えなければいけなくなってしまっているということ自体
問題に思えます。

消費者の皆さんからは、”それぐらい安全性について考えてくれてるのね”と
思っていただく程度で良いと思っています。
そうなれば私としては本望です。
安全性について気にせずに、安心して食べていただけているということですから。

続けることが大事。頭ばかりを使って食べたり、ストレスがたまると続きません。
そのためにも安全性を可能な限り意識した上で、
”安心できる美味しい野菜”を作らねばと思います。

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