美味しさを追求できる産地直送型の有機農家の通販・宅配

百人百様の有機栽培
休憩中の一コマ。癒されます。

最近”美味しい”と感じた料理は何ですか。

美味しさって、農産物の鮮度や旬、品種などの「生産者」と
食べる空間や味覚などの「消費者」の双方によって作られていると思います。

例えば、
バーベキューは皆で野菜やお肉を調達・調理して
青空の元でワイワイしながら食べるから楽しく美味しわけで、
雨が降る中屋根の下で一人で食べるという状況では
少し寂しく美味しさも半減してしまいます。

誰とどんなふうに食べるかが美味しさを決める一因ですが、
もちろん、野菜やお肉そのものの味も重要です。

その農産物そのものの味、美味しさの決め手となる
・鮮度
・旬
・品種
を追求できるのが産地直送型の有機農業です。

参考になれば幸いです。

野菜の美味しさの決め手「鮮度」

有機農業を行う事業主の中で、特に、
個人の事業者は産地直送型の販売を行う人が多くいます。
農家自身が収穫したものを自身で調製し
(料理しやすいように野菜についている土や葉を落とすこと)、
包装や箱詰めを行ってお客様の元へ直接発送・宅配するという方法です。
”栽培→収穫→調製→箱詰め→発送(宅配)”

有機野菜をネットで販売している事業主は個人だけでなく
大手宅配会社や中小企業が多く存在します。
大手宅配会社の場合は全国各地の農家と
中小企業の場合は近隣地域の農家と契約して
農家によって収穫してもらった野菜を一度集荷してから
箱詰めをして発送するという方法をとります。
”栽培→収穫→集荷→調製→箱詰め→発送(宅配)”

有機野菜を通販で購入するといっても
栽培から発送までの過程には違いがあり
鮮度に関していえば集荷する必要のない
個人農家の産地直送型の方に分があると思います。
※その他、大手宅配サービス会社と小さな農家の違いについてはこちら
大手宅配サービス会社と小さな有機農家の違い

野菜の美味しさの決め手「旬」

有機栽培では基本的に農薬は使用しません。
そのため、虫や病気に野菜が負けないためには
野菜が元気で健康でなければなりません。
これは人と同じで、元気で健康な人ほど病気にはなりにくく
薬を飲まなくても治りやすいですよね。

そのため野菜を健康に育てるためには、
各々の野菜の得意な季節(旬)で栽培する必要があります。

例えば、トマト。
トマトは南米のアンデス山地辺りが原産で、
冷涼で乾燥した気候を好みます。
また、強い日差しを好むため、日本では
露地(屋根などの覆いがなく、露や雨が直に当たる地)栽培の場合
6月から9月が旬になります。
ちなみに、スーパーで1年中出回っているトマトはハウス栽培されたもので
店頭に並ぶほとんどが熟す前の緑色の状態で収穫されています。
農家直送型の販売では枝についたまま完熟させているため
栄養価も高くなります。

露地栽培で産地直送型の販売を行う有機農家が
”旬”の野菜を多くお届けしているのはそのためです。

野菜の美味しさの決め手「品種」

産地直送型の販売を行う有機農家は仲介業者を挟まずに直接
お客様と取引をするために、栽培する品種について
仲介業者の制約を受けることがありません。
つまり、有機農家が品種の決定権を持っているわけです。

品種には様々な特性があります。
・見た目が良い
・形が良い
・耐病性がある
・収量が多い
・味が良い、美味しい

この中で味が良い、美味しい品種を選んだ場合
耐病性があるのに比べて栽培が難しくなります。

まとめ

野菜を有機栽培でうまく育てるためには上記と同様で、
その野菜が得意な環境、旬を追求するしかないんですね。
それぞれの野菜の”旬”を意識することは、有機農家にとっても大切で、消費者にとっても嬉しいこと。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント

  1. […] を意識した栽培で 鮮度よくお届けすることが生産者にとって重要だという話。 ☞「美味しさを追求できる産地直送型の有機農家」 https://noen-satsuki.net/2016/11/14/organic-farming-can-pursue-the-taste/ […]

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