野菜の第三の流通~有機農家からの直接宅配~

個人の有機農家から通販・宅配する
当園にも花粉の流通担当がいます

当園にも花粉の流通担当がいます

スーパーで並んでいる野菜には、生産者の名前や顔が表示されているものがあります。
「こういう人たちが生産しているのか」と、顔が見えることで少し安心を得る方がいるかもしれません。

生産者の顔や名前が表記されていない野菜もありますが、もちろん、誰かの畑で作られたもの。
一般的に、畑で収穫された農産物が手元に届くまで、どのような過程なのでしょうか。

参考になれば幸いです。

これまでの流通は2種類だった

日本で最も標準的な農産物の流通は次の通りです。
1.農協などの集荷・出荷業者:農家が収穫したものを農協が取りまとめて出荷
2.中間流通業者:分荷・加工・配送
3.購買業者:飲食店・小売店

ここでいう中間流通業者は”卸”や”問屋”と呼ばれる業者です。
この流通によって、大量の農産物が毎日全国に行き渡るため、
いわば”流通の動脈”と呼べるでしょう。
実に、日本の農産物の75%程度が、この仕組みによって流通しています。

大量に農産物を取り扱うことになると、産地ごとに特色のある商品がたくさんあったり
サイズや箱の大きさなどがまちまちになっていては取引がしにくい。
そこで、S/M/Lや秀/優/良などのようにサイズと見た目の状態で商品を分類するようになりました。
これが”市場規格”です。

対して、もう一つの流通は”毛細血管”のようなものです。
流通は次の通りです。
1.農協などの集荷・出荷業者:農家や農協自身が収穫・分荷・加工・配送
2.購買業者:飲食店・小売店

上記の流通と何が違うかというと
2.の中間業者が行うことを農家や農協自身が行っているという点です。

これが”産直”と呼ばれる方式。
この方式が生まれたのは1970年代の”有機農業運動”で、
化学肥料や化学合成農薬を使わない野菜を入手したい人たちの
ニーズに応える産直系と呼ばれる生産者団体が各地にできて産直活動をし、
”大地を守る会”や”らでぃっしゅぼーや”のような独立系の宅配流通団体が生まれました。

つまり、購買業者や消費者が求めるニーズ
・サイズが揃っている見た目のよいもの
・無農薬野菜、有機野菜が欲しい
によって流通の方式が確立されてきたということです。

個人の有機農家からの産直が第3の流通

ちなみに最近では、個人の農家が行う”産直”方式の流通も広がりを見せています。
ITが発展した今、個人がメディアを持てる時代になったことが一番大きいですね。

拡大要因としては、消費者のニーズが
・より鮮度の良い野菜が欲しい
・見た目やサイズは気にしないから安全な野菜が欲しい
・生産者の人柄や栽培を知って安心して買いたい
など多様化してきたということでしょう。

流通の経路は3パターンの中で一番シンプル。
「農家が収穫・梱包・発送したものを消費者が受け取る」

消費者が「仮の自分の畑を持っている」という感じ。

まとめ

野菜の流通がどのようになっているのか、お分かりになりましたか?

IT技術、流通技術の発達によってこれからどうなるのか?楽しみです。
九州から全国へ有機野菜(無農薬野菜)をよりシンプルに、より早く
宅配できるようになれば嬉しい限りです。

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