オーガニック料理の母~アリス・ウォータース~

食と健康と子育て

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皆さんは「アリス・ウォータース」をご存知ですか?

オーガニック料理の母と呼ばれる彼女は
40年ほど前に世界初のオーガニックレストラン
”シェ パニース”を開店し、今現在、シェパニースは
全米で最も予約の取れないレストランとして知られています。

私は普段、料理の補佐をする程度ですが、彼女の料理に対する考え方はとても素敵です。
(ちなみにアリスは日本の生活と食べ物の熱烈なファンでもあります)

ここで彼女の料理に対する哲学を皆さんに少しだけご紹介したいと思います。
参考になれば幸いです。

アリスの料理原則

アリスが大切にしている原則です。
1.地元で持続可能に作られたものを食べましょう
2.旬のものを食べましょう
3.ファーマーズマーケットで買い物しましょう
4.庭に食べられるものを植えましょう
5.物を大切にし、堆肥を作り、そしてリサイクルに努めましょう
6.シンプルに料理しましょう
7.みんなで料理しましょう
8.みんなで一緒に食べましょう
9.食べ物は貴いということを忘れずに

これらをみると、3や4、5は自身が置かれている環境によって
行動に移せる人、移せない人が出てくると思います。
でも、それ以外は難しいことではなく割と取り組みやすいのではないでしょうか。
”地元で取れた旬の野菜を買い、皆で一緒にシンプルな料理をして食べ物に感謝しながら食べる”

もちろん、野菜を提供する農家もこの一端を担っています。
皆さんにシンプルな料理をしてもらうためには
”旬の美味しい有機野菜を鮮度よくお届け”しなければいけません。

アリスはこうも言っています。
”料理で最も大切なことは、正しい選択をすること。

正しい選択をすれば、料理はシンプルです”
アリスがデザートに、”桃の皮を剥かずにそのまま出した”というエピソードは
この言葉を体現していますね。

アリスの料理の基本

アリスの料理の基本は”誰にでも作れる美味しい家庭料理”

そして、美味しい料理を作るために秘訣はないそうです。
何年も料理学校に通う必要もなく、高価で珍しい食材も、世界の料理についての
幅広専門的な知識も要らないと言います。

必要なのは自分の感覚良い食材
五感をフルに使いながら味見を繰り返し料理をすること。
シェパニースでは、食材が届くまでメニューは存在せず、食材を見て決めるそうです。

日常の食卓を味わう

私自身も普段の生活の中で、料理原則1~9の中からできることを
少しずつ実践して日常の食卓を心から味わいたいと思っています。
・人の気持ちを理解したり、共感したり
・その日あった他愛のないことを話したり
・料理そのものを味わったり

食べるという行為自体がとても楽しみなものだと思いますが、
それをさらに楽しむための方法をアリスは分けてくれている気がします。

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