有機JASマーク付きの有機野菜が安全、安心?

安心と安全を得る方法
有機JASマーク
有機JASマーク

有機やオーガニックと聞くと「体に良い」、「環境に優しい」、そして、「他のものよりも少し高い」というイメージがあるかと思います。

例えば、

  • オーガニックコットン
  • オーガニックシャンプー
  • オーガニック野菜(有機野菜)

など。

有機野菜はこの頃、スーパーでも見かけるようになりました。

野菜売り場の中の小さな区画に少量が並び、他の普通の野菜(慣行栽培の野菜)よりも少し高価で野菜の袋には緑色で「JAS」と表示されている野菜。

ところで、

  • そもそも普通の野菜(慣行栽培の野菜)って?
  • 「JAS」マークはどういう意味?
  • なぜ他の野菜(慣行栽培の野菜)より高い?

など、細かな点までご存知でしょうか?

安全な野菜を安心して購入するということは本来、当たり前な話で考えなくともよいことなのですが、考えずにはいられない状況になってしまっているのも事実。

少しでも参考になれば幸いです。

そもそも慣行栽培って?

有機野菜は必ずしも無農薬野菜ではない

スーパーに並んでいる野菜の多くは、慣行栽培といわれる方法で栽培されています。

簡単に「慣行栽培」について説明すると、「慣行栽培」とは、化学合成肥料を使い、農薬といわれる化学物質を使い、病害虫の防除を行いながら栽培する方法です。

日本で一般に行われていますし、世界中でも広く行われている方法です。

一方で「有機栽培」とは、化学的に合成された農薬及び肥料を使用しないこと並びに遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した方法です。

有機JAS規格では特定の農薬は一定の条件下で使用して良いことが認められており、種類は30以上あります。

つまり、「有機野菜は必ずしも無農薬野菜ではない」ということ。

慣行栽培と有機栽培の比較

慣行栽培と有機栽培を比較すると、

  • 日本における有機農家数は、総農家数の0.5%(平成22年推計値)
  • 有機農業の生産面積は、農業全体の0.4%(平成21年推計値)

と、日本では慣行栽培が圧倒的に多いことがわかります。

ちなみに農地面積の割合を世界的に見ると、EUでナンバーワンのオーストリアで14%、ついでスイスが11%。

日本において有機栽培が広がりにくい要因の一つは、「温暖湿潤な気候」です。

ヨーロッパのようなカラカラと乾燥した土地と比べれば、ジメジメとした土地というのはカビや菌が繁殖しやすいですので、病気も出やすくなります。

有機農業の広がりは日本、そして世界的に見てもまだまだ発展途上中です。

有機JASマークの意味は?なぜ高い?

農産物に対する安全性や健康志向等に対する消費者の関心の高まりの中「有機」、「減農薬」など表示が氾濫して消費者の適正な商品選択に支障をきたしていたために、平成11年に有機JAS規格が定められました。

有機JAS(Japanese Agricultural standard)マークのついた農産物は、農林水産大臣や認定登録機関が定めた有機JAS規格に適合しているという証です。

「国のお墨付き」ということもあり、安心して購入される方も中にはいらっしゃると思います。

ただ、農家の中にはあえて有機JASの認定を受けない方もいます。

その理由は、認定には費用を必要とするから。

この費用が農産物の価格に上乗せされるため価格が高くなるのです。

有機農産物(JASマーク付き)の販売価格は慣行栽培のものと比較すると、150~200%の価格比率(平成27年農水省資料)。

そのような認定をあえて受けていない農家の方の有機野菜(無農薬野菜)は安全ではなく、安心して宅配できない代物なのか?

と問われれば、そうではないと思います。

  • 有機野菜の栽培プロセスの透明性
  • 有機農家の人柄、考え方

を知ることができれば、安心して購入することができるのではないでしょうか?

例えば、

  • 知り合いの有機農家から購入する無農薬の有機野菜
  • 田舎のじいちゃんばあちゃんが送ってくれる無農薬の有機野菜

は、たとえJASマークがなくとも安心できますよね?

もし近くに有機農家さんがいれば、実際に農地を訪問してみてもいいかもしれません。

まとめ

「有機野菜や無農薬野菜の定期宅配を考えているお客様のことを考えると、継続するという観点からすれば価格を抑える必要があるため認定を受けない方がよい」

これは私個人の考え方で、やっぱり国が認定している野菜が良い方もいると思います。

つまり、有機農家と消費者の考え方が一致すれば、それが答えということ。

それぞれが大切にするポイントによって決まります。

  • 多少高くても有機JASマークがついてる方がよい
  • 野菜は継続して食べるものだからなるべく安い方が良い
  • 有機栽培とはいえ、どういう栽培なのか知った上で購入したい

など。

要するに、有機JASマークの有無に関わらず大切なのは「透明性」です。

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